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無駄なものはない/012


僕ら日本人の主食であるお米。 土壌も豊かでありどこに行っても本当に美味しいお米が食べられるのは本当に幸せなことです。

このような環境が当たり前すぎて、これが幸せなのかどうかぼんやりしている部分もあるのが僕らの国でもあります。

比較対象になるような経験があまりに少ない裕福な状況ですから、仕方ないとは思います。

戦争や自然環境破壊により生命が生きづらい環境になってしまった事で多くの人に食べ物が供給できない地域もあります。


これは食に限らずこに地球環境に住んでいられるという事も同じです。

僕らは当たり前のようにこの地球上で生きている。

実はこの地球はたくさんの助け合いによって存在しています。

風は空気と水を作り、海水は地球が住める温度を保っている。

森は生命が生まれる場所であり、そこでは動物や虫、バクテリアが互いに命をバランスよく

共有しあっている。

この森を形成している木々は多くの水を蓄える役割を果たしている。

溜め込みすぎた水は空気中に排出され湿度を調整する。

木の皮の裏をよく見るとたくさんの給水ダクトのようなものがあります。


地中の水を吸い上げ蓄えています。

また、この木の葉一枚にも土に栄養を与える役割があります。

栄養豊富な日本の山はそのミネラルや栄養分を川へ流し海へと運んで行きます。

美味しい魚が取れる日本の海、実は豊かな山がなければ成り立ちません。


地球から生まれたものには無駄なものは一つもないのです。

全てが繋がっているのです。

ウイルスでさえ様々な生命進化の役割を果たしていると言います。

毎日特に意識する事なくこの星で生きていられる。

けど、その深い部分にはたくさんの生命が支え合っているんだという事。

少し意識すると海や山を壊したり人を傷つけたり、そして命を粗末にするようなことは

少なくなるのではないか。

そして、地球で生まれた僕の役割とは何なのか?

と、色々考えてしまいます。

それら生命の恩恵を人に与えて、様々な事の繋がりを少しでも感じていただく事が

今のテーマなのかもしれません。

僕らの提供する食事や空間で少しでもそれらを感じていただけたら嬉しいです。


宜しくお願いします。



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