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不規則な自然/02


この画像は鴨川新店舗施工時に先輩に頂いたタイルを砕き床に敷いてみたものです。

収まりは悪いが気持ちの修まりはとても良いと感じます。


料理を含め何かを作るときに思い描く理想は自由な働きを表すものです。

生きているものはほとんど不規則であると考えています。



小さな時から規則正しいものが苦手でした。

綺麗に整った水玉模様や全て同じ色と仕切りで区切られた空間。

街並みも含め機械的に並べられたものがダメでした。

水玉のカーテンが嫌いすぎてカーテンレールが崩壊する程に引きちぎった事もあります。

もちろん鼻血が噴き出るほど母に殴られましたね。


多様に富んだ不規則な自然体は、今を思い切り生きている僕の娘やその同世代の子供たちをみていると強く感じます。

30年近く前の僕らの時代とは異なる世界に生きている彼女たちをみていると将来がたのしみで仕方ありません。

「自由」な選択や未来がきっと待っているでしょう。

アートや文化や知識、学力も飛躍的に面白くなっているでしょう。

地方の街づくりもきっと地域個性あふれる魅力的なものになっていはず。

足並みを揃えた平均的なものではなく、ずば抜けた面白いものが広がっていると思います。

面白くないものとは平均的な個性の無いものという価値観になっているような気もします。

トイレの不規則なタイルみたいなそれぞれの個性が修まる日本の未来にワクワクさせてもらっています。

ありがとう!!




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